目的
本財団は、水と水に関連の深い環境に関する調査研究及び国際交流に対し助成その他の支援を行うことにより、水環境に関する科学の振興を図り、もって自然と人間との調和を促進する社会の発展に貢献するとともに、人と生態系にとって豊かな地球環境の創造に寄与することを目的とします。
事業内容
本財団は、上記の目的を達成するために、次の事業を行います。
- 国内・海外の大学その他の研究機関で実施する水環境に関する調査研究に対する助成(民間企業所属者を除く)
- 水環境に係わる科学に関する国際会議の開催またはかかる国際会議への研究者・専門家(第1項に示す機関に所属する)の参加に対する助成
- 水環境に関する調査研究のうち、本財団の目的に照らし、顕著な功績が認められるものの表彰
- 本財団の活動成果の普及、その他の水環境に係わる科学に関する普及・啓発活動
- その他本財団の目的を達成するために必要な事業
事業組織体系図
基本財産
23億円 (2022年3月末)
事業規模
年度事業予算1億6千万円の規模で事業を実施する
沿革
平成9年 (1997) |
3月 |
◆栗田工業(株)が基本財産を拠出 ◆財団法人クリタ水・環境科学振興財団を設立 (平成9年(1997)3月12日) ◆栗田工業(株)および関連企業が、毎年 運用財産としての寄付金を拠出し、これを当財団の主たる事業費として財団を運営 |
4月 | ◆理事長に高岡清が就任 ◆国内の研究者を対象として研究および国際交流助成(国際会議発表および会議開催)の公募を行い研究助成事業に着手 |
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平成10年 (1998) |
◆助成の対象として社会・人文科学の研究を追加し、国内における助成対象分野を拡大 | |
平成11年 (1999) |
◆海外研究助成事業としてASEAN、中国、韓国における水環境に関する自然科学分野の研究助成を追加 ◆顕彰事業として、「クリタ賞」を創設(日本水環境学会 年会優秀発表賞 ) |
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平成12年 (2000) |
◆ホームページを開設 ◆申請等手続きを電子化 |
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平成15年 (2003) |
5月 | ◆理事長に竹歳一夫が就任 ◆KWEFニュース創刊 |
平成18年 (2006) |
8月 | ◆10周年記念事業を開催。 ◆基調講演「地球環境と水資源」(鈴木基之:放送大学教授)、特別講演「水道水の安全性確保と水環境」(相澤貴子:横浜市水道局技術顧問)、研究助成者による研究成果発表(15件)を実施。 |
平成19年 (2007) |
6月 | ◆理事長に三東崇秀が就任 ◆クリタ水・環境科学研究優秀賞の創設 |
平成20年 (2008) |
◆国際交流支援事業としてネパールのNPO法人CREEWの立ち上げを助成 | |
平成21年 (2009) |
11月 | ◆平成21年11月6日付けで公益移行認定を受ける ◆公益財団法人 クリタ水・環境科学振興財団 の設立の登記を完了(平成21年11月9日) |
平成25年 (2013) |
4月 6月 |
◆タイで海外助成事業創設 ◆理事長に藤野宏が就任 |
平成26年 (2014) |
12月 | ◆アジア工科大学(AIT)とMOUを結ぶ |
平成27年 (2015) |
6月 | ◆理事長に斉藤浩が就任 |
平成29年 (2017) |
6月 | ◆理事長に中井稔之が就任 |
令和2年 2020年 |
◆顕彰事業として、「クリタ研究賞」(環境科学会;博士後期課程学生研究奨励賞 および「クリタ活動賞」(環境科学会;高校活動奨励賞))を創設 |
研究助成事業の実績
期間(年) | 1997〜2017 | 2018 | 累計 |
応募件数 | 7,293 | 446 | 7,739 |
助成件数 | 1,098 | 102 | 1,200 |
助成総額(百万円) | 669 | 68 | 737 |
(2012/10/1)
顕彰事業の実績
期間(年) | 1997〜2017 | 2018 | 累計 |
表彰件数 | 240 | 14 | 254 |
事業費(万円) | 2,390 | 200 | 2,590 |
(2019/3/31)